TOP ⁄ USEDo[ユーズド]通信 ⁄ オモロ大人男子の生態 ⁄ ディティールにこだわると空間の完成度が上がる┃vol.6(3)
ディティールにこだわると空間の完成度が上がる┃vol.6(3)
USEDo[ユーズド]通信 > オモロ大人男子の生態 2016.10.14
おばあちゃんからのおさがりや、オークションを利用し、お金を「かける・かけない」を上手に分けてリノベーションした「マガザンキョウト」の岩崎さん。室内の色調、サイン(標識)の数々。隅々にまでこだわりを持って選んでいるから、それぞれに物語があるんです。
黒板のイラストは友人のプレゼント
リビングの壁の一面を黒板に塗装しました。岩崎さんには、アーティストの友人が多いそうです。そんな仲間のイラストレーターのひとりが、黒板の壁にイラストを描いてくれました。
味わいのある扉は改装前のものをいかして
半透明のガラスが味わいのあるドアは、改装前に残されていたものだそう。今では手に入らないようなドアを、トイレのドアとして再利用しました。手描きのサインもかわいい演出です。
鈍色、辛子色など「和」の色にこだわって
室内の色調はこだわって選びました。鈍色(にびいろ)や辛子色など、「和」の色から選んだそうです。どの部屋も全体的に落ち着くのは、色調を統一しているからかもしれません。
ポストにもおもしろい企み
玄関のドアの投函口にも手描きでサインを入れました。「GOOD NEWS?と聞かれたら、変なチラシを入れようとした人も、思わず手が引っ込むといいなと思って」という岩崎さん。楽しい企みのあるメッセージです。
あちらこちらに楽しいメッセージ
すべてのドア、見逃しそうな小さなスペース、ないとちょっとストレスになりそうなところや、あると気持ちよくなるところにサインが残されています。収納スペースとして片づけてしまいそうなウォークインクロゼットにまで、小さなメッセージが......。実はこの写真、鏡を写したもの。鏡に映る自分の上に「Awesome(ステキ!最高!の意味)」と映るように、実際の壁には反転した文字が書かれてあるんです。
トナカイサインズ
「気持ちのよい暮らしの導線を。注意書きにだってユーモアを。そして空間に物語を」。友人と一緒にトナカイサインズという「サイン(標識)」を作成するチームを作りました。 つまらない注意書きが多い街を少しずつ、手描きのサインで毎日がちょっと素敵になるコミュニケーションづくりをしています。こんなスイッチがあって、こんな照明がついたら思わずクスっとしてしまいますよね。次回は、いよいよ「マガザンキョウト」についてのお話です。
かっこよくて大人で個性的で......。その辺にいそうな男子とはちょっと違う。そんなオモロ大人男子の日々の生活をレポートしている「オモロ大人男子の生態」で、男子のみならず女子もマネしたくなる、DIYやセルフリノベーション、男前インテリアのこだわりをチェック!
暮らしを楽しむ「オモロ大人男子」のように、誰でも簡単に自分らしい暮らしや男前なインテリアが手に入る雑貨をあつかう『USEDo[ユーズド]ショップ』にもぜひ、お立ち寄りください。
四宮朱美:フリーライター&エディター。住まいに関連する街、建物、インテリア、コミュニティに関する記事を執筆。趣味は東京や京都の街歩き。最近は着物に目覚めたのでファッションを着物にシフト中。町家暮らしが夢。