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生姜の旬っていつ? 意外と知らない生姜の話とおすすめの食べ方
なるほど! おいしいの素 2016.10.04
一年中スーパーに並んでいる生姜。いつが旬か知っていますか? 実は地域によっては新生姜が一年のうちに何度か店頭に並ぶことも。今回は生姜の旬や新生姜との違い、おすすめの食べ方をお教えします。
生姜の収穫時期は一般的には11~12月
薬味として夏のイメージがある生姜ですが、実は秋が旬。春先に種植えされ、11月から収穫されるのが一般的です。この時期に採れる生姜を、新生姜と呼びます。
白い「新生姜」と茶色い「ひね生姜」
収穫した新生姜を、奥行き30cmほどの横穴「生姜つぼ」に入れて3~6ヵ月寝かせると、いつも見る茶色い生姜に。これを「ひね生姜」と言います。つぼの中は、年間を通して生姜が好む温度・湿度に保たれており、寝かせることで味・香り・辛さのバランスがよくなります。
生姜の旬がわかりにくいのはなぜ?
生姜の収穫時期は一般的に11~12月ですが、地域により少し早かったり、遅かったりすることがあります。宮崎など、収穫が春先になるように植える地域もあるそうです。ハウス栽培で収穫を夏にしている地域もあります。初夏と秋、1年に2回新生姜が出回るのはこのためです。
「新生姜」と「ひね生姜」味の違いは?
新生姜はやわらかく、すった時の香りがよいのが特徴。辛みが穏やかでみずみずしさがあります。甘酢漬け(がり)など食感を活かした料理向き。ひね生姜はツンとした辛さと香りが特徴。魚や肉など臭みを抑えたい料理向きです。
新生姜で作るのがおすすめ、簡単な甘酢漬け
■生姜の甘酢漬け(がり)
- 皮をむき、薄くスライスした生姜をお湯でサッと湯がく。
- お好みの酸味になるよう酢・砂糖・食塩を合わせた調味液を作る。
- 熱湯消毒し、乾燥させた保存用びんに生姜を入れ、調味液を全体に浸るように入れ、半日置いたら完成。
生姜がふわっと香る、甘酢漬けを使った炊き込みごはんもおいしいです。ぜひ一度お試しくださいね。
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omiso:食べることが大好きな食のプランナー。料理上手になりたいけど、まじめに料理教室に行くのはなんだか違う。市販の本も結局読まない。レシピ通りに作るだけでなく、応用方法をもっと知りたい……!