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失敗しないコツは下ごしらえにあり!初心者でもできる干し野菜の作り方
なるほど! おいしいの素 2016.09.20
うま味たっぷりで保存もきく、便利な乾物。野菜が余ったら干し野菜を作ってみませんか?今回は干し野菜の作り方と活用メニューをご紹介。ただ切って干すだけではない、「下ごしらえのコツ」をぜひご覧ください。
(1)野菜を切るときのコツ
野菜は1~2mmの厚みに切りましょう。初心者さんが失敗しないコツは、乾きやすいようなるべく薄く切ること。ふだん皮つきで食べる野菜は皮はむかなくてOK。切り方は調理するメニューに合わせて、細切り、いちょう切り、輪切りなど。使うときのことを想定して切ります。
(2)野菜別の下ごしらえのコツ
次に、野菜によっては干す前に蒸しておきましょう。蒸すかどうかの目安はふだんその野菜を生で食べるかどうか。蒸してから干すことで、水で戻しただけで食べられる干し野菜になります。蒸す野菜はじゃがいも、レンコン、ごぼうなど。蒸さない野菜は、にんじん、大根、オクラなど。
きのこ類の下ごしらえは?
きのこ類の下ごしらえでは、洗わず汚れをふき取り、石づきを取り除いて、細かくほぐします。マッシュルームなどはスライス。干す前に蒸さなくても大丈夫ですが、食べるときには必ず加熱調理をしてください。
(3)干すときのコツ
蒸した野菜は水気をふき取り、平らなざるに重ならないように並べて天日干し。風通しと日当たりのよい場所に置きましょう。雨や曇り、湿度が高く乾きにくい日は避けます。夜も干したままにする場合は湿気と寒さに当たりすぎないように注意。虫や鳥の被害が心配な場合は室内でも干せますが、天日より時間がかかります。扇風機の風に当てると時間を少し短縮できますよ。
(4)保存のコツと活用メニュー
完成したかどうかの目安は、ギュッと指で押しつぶして、水分が出てくるかどうか。水分があれば乾燥が必要です。パリパリになるほど日持ちがよくなります。保存は、湿気の入らない袋に乾燥剤などを入れて。作った干し野菜をどう使おう?と困ったときは『具だくさんカレー』はいかがでしょう?熱湯で戻した干し野菜を、戻し汁ごと肉と一緒に煮込みます。ルーを溶かせば完成!うま味たっぷり、スピーディーに作れますよ♪
手づくりの干し野菜は完全に水分が抜けている訳ではないので、早めに食べきりましょう。もしかびが発生したときは必ず破棄して、おいしい干し野菜生活を楽しみましょう。
『素材の学校、そ。』の干し野菜キットは農薬不使用のお野菜と干し野菜の作り方、干し野菜活用レシピをセットにしてお届けします。こちらもぜひご利用くださいね。
omiso:食べることが大好きな食のプランナー。料理上手になりたいけど、まじめに料理教室に行くのはなんだか違う。市販の本も結局読まない。レシピ通りに作るだけでなく、応用方法をもっと知りたい……!